教えて‼ティラーズ 質問コーナー ①

ティラーズのホームページをご覧の皆様から、このような質問が寄せられています。

Q:院長を任せたいのですが、施術管理者の要件は何でしょうか?」

A:平成30年4月から資格取得後の「実務経験」と「施術管理者研修」の受講が義務付けられています。すでに施術管理者の人も施術管理者変更や移転などで新たな届出をし直す場合は同じく対象になります。

「実務経験」の期間は2022年4月から2024年3月までに届出する場合、2年間の実務経験。2024年4月以降に届出する場合は3年間の実務経験が必要です。実務経験の期間は複数の施術所・医療機関の合計でもかまいません。この場合は、複数の開設者、施術管理者又は保険医療機関の管理者の証明が必要です。

「施術管理者研修」とは、(公財)柔道整復研修試験財団が主催で、施術管理者が適切に柔道整復療養費の支給申請を行うとともに、質の高い施術を提供できるようにすることを目的として実施されています。

 

研修は、土・日及び祝日を使用し連続した2日間で合計16時間とされています。「施術管理者研修修了証」は施術管理者研修受講後、2週間程度で(公財)柔道整復研修試験財団から送られてきます(研修修了年月日から5年間有効)。

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Q:患者さんの症状を改善出来ているのか?技術面での不安がつきまといます。

A:実務経験が不十分で技術面に不安のある人は、とにかく勉強に励みましょう。特に駆け出しの頃は全員不安でいっぱいのはずです。柔道整復師として手術や薬などを使わずに自分の手で治したいという強い気持ちを持ち続ける事が大切です。

 

専門的知識と共に実技面も貪欲に学びましょう。施術中にあいまいな説明をしたり、いい加減な施術になってしまうと患者さんまでも不安にさせてしまいます。時には自分が経験したことの無い様な症例に当たる事もあります。そんな時に臨機応変な対応が出来るよう、日々研究に励み前向きに取り組みましょう。

 全ての方を治せる訳ではないので、常に患者さんの事をよく見て考えながら施術にあたることが大切です。不安があるなら常に勉強する努力を惜しまない事です。

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Q:自身の身体について、腱鞘炎など身体の不調が続いています。職業病だとは分かっていますが辛いです。どうすれば良いのでしょうか?  

A:柔道整復師は施術内容によっては強い力を加えたり、同じ体勢をとり続けたりすることもあるため、体への負担は決して小さくありません。ただ、日頃からケアをしていれば重症化は避けられます。行きつけの病院を見つけたり、自宅で行えるケアの方法も考えておきましょう。

 また自分自身の身体の使い方が悪い場合も有るので、身体の使い方の改善をしましょう。身体のケアと学習を兼ねて色々な治療院に行ってみるのも良いでしょう。どういう施術をしているのか、定期的に体験するのも良い勉強になります。

 精神面でも休日にしっかりとリフレッシュして疲れを取りましょう。ストレスがたまると、肩こりや腰痛、体調不良につながったりして、満足のいく施術が提供できなくなってしまいます。

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ティラーズのコラム「教えて‼ティラーズ」では皆様からの質問をお待ちしています。柔道整復師を目指す方からのお悩み、転職をお考えの方からの相談事など、どんな質問でも構いません。一緒に頭を捻って考えたいと思います。ティラーズのホームページ内のお問い合わせ窓口から、どんどんお寄せください。皆様からのメールをお待ちしております。


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