教えて‼ティラーズ 質問コーナー ②

ティラーズのホームページをご覧の皆様から、このような質問が寄せられています。

Q:拘束時間が長く、帰りが遅くなるのが辛いです。

A:一般的な診療時間は午前9時~12時、15時~営業終了時間までです。昼休みの3時間を利用して勉強会をする場合もあります。研修や勉強会は勤務時間内で行う施術所をお勧めします。営業終了を20時としても、閉院後に事務作業や院内掃除があります。受付時間の終了直前に被施術者が来院する事が有ればますます拘束時間が長くなります。

 

接骨院整骨院で働く柔道整復師は体力的限界で1~2年程度で辞めてしまう人も珍しくありません。この負の連鎖を断ち切るには施術所のスタッフ全員で話し合いの機会を持つのが良いでしょう。

 

それが無理なら職場環境を変える方法もあります。機能訓練指導員やスポーツ外傷を専門的にケアする施設なら、ゆとりのある働き方が実現できる可能性もあります。比較的介護業界は残業が少なく拘束時間も短いです。現在の仕事場が無理だと思うなら、転職は選択肢の一つと言えます。同じ会社内で部署移動が可能な場合もありますが中々難しい。

 そんな時は柔道整復師、はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師の求人求職マッチングサイト「ティラーズ」に相談しましょう。きっと良い転職先が見つかるはずです。

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Q:同僚スタッフや先輩・後輩との人間関係の悩みが深刻です。

A:どこの職場でもそうですが、周囲で協力し合いながら仕事を進めていく事が大切です。接骨院整骨院もチームワークで仕事をしていますが、個人の腕が肝心でもあります。自分の技を盗まれたくないと言う気持ちから、仲間同士で助け合うのが苦手な人もいます。

 

気に入らない人がいてどうしようもない場合は別ですが、人間関係はどの職場でも発生するもの。その度に職場を変えるのも自分自身にとって良くない事です。

 職場の仕事をやり辛いと思っている、という事は他の人も同じことを思っているので話し合いなどで改善すると思います。仕事に少しでもやり甲斐が持てるようなら、耐える事も必要なのではないでしょうか。

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Q:被施術者からのクレーム。コミュニケーションが難しい被施術者がいます。

 A:コミュニケーションがちゃんと取れないと被施術者の要求にうまく答えられません。「肩こり」を取り上げてみても、症状や痛みが生じた原因は人それぞれであり、適切な治療法も違います。十分な施術が出来ないと苦情を受ける可能性もあります。

 

例えば力加減の違いによる痺れや痛み、また意図しないまでも接客態度等の苦情が有った場合は誠心誠意対応しましょう。適切に対応しないと自分だけでなく院全体の評判を落とすことになりかねません。クレームにも耳を傾けてみましょう。そこに自分を成長させるヒントが隠されている事もありますから。

 もっともクレームを言ってくれる方はまだ良い方で、何も言わずフェードアウトしてしまう方の方が多いです。クレームと向き合って、2度同じ失敗をしないことが大切です。

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Q:柔道整復師の増加による、将来及び現在の競争激化への不安です。

  A:柔道整復師向けの専門学校からは年間4~5000人前後が国家試験に合格して整骨院の数も増えています。業界の競争が激しくなっているのは事実です。

 

ただ国家資格を取得しただけでは競争を勝ち抜くことは困難です。さらにキャリアアップしたい人は別の国家資格を取るのも良いでしょう。例えば柔道整復師と類似職種の鍼灸師の資格があります。ふたつ以上の国家資格取得が必要ということではありませんが、自分の可能性を信じてあらゆることに挑戦することは、将来的な生き残りへの近道にもなるかもしれません。

 ただし技術や経験を積むのも大事ですが、コミュニケーション力や接客、経営を勉強する事でも将来有利になります。この時代、どこの業界も厳しいのですから常に切磋琢磨いたしましょう。

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ティラーズのコラム「教えて‼ティラーズ」では皆様からの質問をお待ちしています。

柔道整復師を目指す方からのお悩み、転職をお考えの方からの相談事など、どんな質問でも構いません。一緒に頭を捻って考えたいと思います。ティラーズのホームページ内のお問い合わせ窓 口から、どんどんお寄せください。皆様からのメールをお待ちしております。


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